FUNAI RACING POST

TOKYO HARD ENDURO VIBES

第二回SHIRAI修復会を開催しました

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先日、第二回のSHIRAI修復会を行いました。

前回が昨年の11月だったので、だいたい半年経過した感じでしょうか。半年も経つと結構荒れてくる部分が出てくるのでこのくらいのペースが適度なのかもしれません。

前回の様子はこちら

funairacing.hatenablog.com

今回もSHIRAIを愛する若手中心に、16名という沢山の人にご協力頂きました。人手があると一気に作業が進むのでとても効率が良かったです。中には初SHIRAIで修復に来るという逸材もいました。走ったことのない場所の修復をやりにくるマインドは称賛の一言です。

前回の経験が活きているのか、持ち寄りの作業具も、鍬とスコップの絶妙な比率でとても良かったです。潮干狩りセットの有用性も健在でした。

個人的にはドライチューブに入れて携行できる片手鍬を新たに用意しましたが、かなり良かったです。

手打鍛造 片手鍬 バチ 大 390mm柄 60mm 13343

手打鍛造 片手鍬 バチ 大 390mm柄 60mm 13343


今回も第1~第2エリアの林間区間を中心に修復しました。

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通称「ヨコイ」というエリアを上から修復していきました。極端に掘れた轍を埋めて行く形です。こういった複数ラインがあるエリアは、通る人が多い、一番エスケープになり得るラインを中心に修復していきます。エスケープラインの轍が深くなりすぎて走行不能になるのを避ける方針です。厳し目のラインで練習になりそうな箇所は、あまりにも非常識な穴が空いていない限り最低限の修復にし、難易度を維持する方向性でいたいと思っています。なので陰湿な根っこ等は切りません。

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後半部分のアフター写真です。

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前半部分の勾配がキツく、岩があってつづらになっている部分も補修しました。この箇所はどうしても掘れやすいので前回も修復したのですが、今回も丸太を階段のように配置して柱を打って固定したり、土嚢の使用方法もかなり匠で、参加者の土木技術向上を実感しました。

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右に迂回できるエスケープがあるので、岩のチャレンジラインを使いやすいように整備しておきました。(東武スカイツリーラインステア)

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ヒューマンスライダー下の名も無き岩イゴのエスケープの修復です。この道は前回のCROSS MISSIONで新設されたラインですが、誰も上の岩イゴを通りたくないのか利用者が多く、水も流れ込みやすいため痛みが大きかったです。水脈が見える大穴もあって危ないので丸太や岩を重ねて塞ぎます。

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アフター写真です。積極的に上の岩イゴを使いましょう。

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男色坂の頂上付近も修復しました。ここは現場の判断で暫くの期間養生対象になりました。埋め戻した箇所が定着するまでという感じです。

坂の入り口を巨大な丸太などで塞いであるため分かりやすいと思います。

代わりに、前回の修復で養生のため通行止めにした、観光名所(TNPヒル)を開放しました。作業後、半年間いい感じに養生されていました。

今回の主な修復作業は以上のような内容でした。範囲は広かったですが人手も多かったので半日で終わらせることができました。ありがとうございました。

次回の作業は10-11月くらいを予定しております。秋にCROSS MISSIONの開催があるそうなのでその後が良さそうでしょうか。次回もよろしくお願いします。