FUNAI RACING POST

TOKYO HARD ENDURO VIBES

TE125,125EXCのヘッドライトマスクカバーを自作する

TE125、125EXCのヘッドライトマスクカバーを自作しました。まあ、自作というほど大それたものではないんですが。
 
アタック大好きな自分達の使い方だとマシンを破損させることが日常的にあります。下手くそなのも大いにありますが。
 
KTM、ハスクのエンデュランサーはかなり頑丈なのでめちゃくちゃしても中々壊れないんですが、意外と弱点なのがヘッドライトの破損です。特に最近のハスクのヘッドライトはかなり前面に出っ張っているデザインなので何かに衝突したときに簡単に割れてしまいそうではあります。
 
 
 
いつも練習しているコースの先輩方はヘッドライトを外して何らかのカバーをしている方が多く見受けられます。
確かに公道を走行するのではない限り、夜間のレース等でない以上ヘッドライトが必要なシチュエーションというのはほとんどありません。売る時のことを考えると外しておいた方が安心です。ヘッドライトのASSY自体は1万円ちょっとするので破損すると意外と痛い出費です。
 
それに見習って外すか~なんて言いながら練習してたら早速メンバーの一人が125EXCのヘッドライトをバキバキに割っていました。それほど太くない木に当たっただけで割れていたので、当たり方によっては結構すぐ逝くみたいです。
というわけで早速ヘッドライトを外します。
 
勿論、ZETAなどから専用のライトカバーが出ています。しかし6500円ほどするので結構いい商売だな感はあります。カーボンだからかこんなもんなんでしょうか。
 
 
 
さてカバーの工作ですが、
ただ単にヘッドライトユニットを外し、カプラーに絶縁防水処理(ビニールテープ)をして、塩化ビニルの下敷きのような薄い板をカットし、内側から固定します。
 
近くのホームセンターにはちょうどいいのがなかったのですが、東急ハンズ池袋店にはありました。流石東急ハンズ


 
 
ハサミで簡単に切れるのでおおよそヘッドライトの形にカットし、内側に入れます。
熱したドライバー等で板に穴を開け、ヘッドライトがボルトで止まっていた3点にタイラップで固定して完成です。5色あったうちの青にしました。
 
 
 
配線類はタイラップで一纏めにしたのち、厚手のビニールで全体を包んでいます。

 

洗車も故意的に水を当て続けなければ大丈夫そうです。

セロー225Wを買う

トレール枠として持っていたXR250を売ってセロー225W(4JG4)を購入しました。

XR250も堅牢で普通に林道ツーリング等する分には最適なバイクなのですが、やはり山でぶん投げて遊ぶような用途だと重い…。低速でのトルク感もXR230のが遥かに強く、4stに乗る以上、やはり低速から湧き出る鬼トルクで楽しみたいという事からの入れ替えです。

今まで市販車オフロードはWR250、DT200WR、XR250、ちょっとKDX125などを経て来ましたがここに来てセロー225を買うことなるとは、自分でも趣味嗜好が変な方向に向いてきているような感じがしました。

今までバイクを買うときは、店舗だろうとオークションだろうと、なんだかんだ走行距離を始めとした書類上のコンディションを最終的に安心感の為に優先してしまうような買い方でしたが、大体結局すぐに乗り換えてしまったり、意外とボロで治すのにお金がかかったりと、結果的に下手くそな買い物だったので今回はかなり割り切りました。

結果として走行2万8千くらいの実動の225Wをオークションにて10万ちょっとで購入。
勿論、予算が許すなら走行距離が少ないことに越したことはないと思いますが、車検での距離記帳がない250cc以下バイクで、且つ20年落ち、且つブン投げて使われてそうなオフロードバイクのメーター距離が実走行として正しいなんて夢のまた夢な気がします。20年もあったら売る際の減算工作や、単なるメーター破損等の理由で、メーター交換歴くらい数回ありそうですよね。

オークション購入で20年落ちともなると仮に走行距離が5000km以下くらいでも各所消耗品の交換は必須ですし、5000kmで25万、30000kmで10万、くらいの相場の開きがあるので、ぱっと見産廃級のボロじゃなければ浮いたお金で整備やらカスタムやらを行った方が良さそうだというのが今回の購入にあたる結論です。
お前予算がないだけじゃないのか!というのは置いておきましょう。

そんな訳で届いたのがこちら。なんともオッサン臭いカラーリングです。ダークマゼンタカクテル1というらしい。ほぼノーマルの状態みたいです。



市販車クラスのレースにこれで参戦しようと目論でいる為、頑張って仕上げます。
一通り見た結果と、当初から目論でいたとりあえずのカスタム&整備は下記の通りです。備忘録的に列挙しておきます。

1.始動性が非常に悪いのでキャブレターOH等
2.ハンドルが低いので交換
3.レバーがおかしいのと、ちゃんと取り付けられていないので交換
4.バッテリーをリチウムに
5.軽量化
6.エアクリーナー交換
7.ブレーキフルード交換
8.タイヤ交換
9.ビードストッパー装備
10.ワイドフットペグ化
11.ウィンカー小型化
12.フロントゼッケン化
13.オイル&オイルエレメント交換
14.前後スプロケット交換
15.チェーン交換
16.リム穴開け
17.ワイヤー類注油or交換
18.その他ゴム系パーツ諸々交換

書いてるだけで頭が痛くなってきました。

次回、ヘッドライトマスクカバー

iX-09W GEKKOTAを履いてみる

こんにちは。
難所系最強と名高いIRCのiX-09W GEKKOTAを履いてみたのでその感想を。

まず第一に、タイヤ交換が死ぬほどやり易かったです。
そもそもタイヤ交換自体が下手くそな我々なので、硬めのタイヤだと本当に最悪に時間がかかってしまいます。T63なんかやった日には本当に最悪でした。
ゲコタの前に履いていたFIM規格のミシュランエンデューロコンペなんかも硬いなあ嫌だなあと思っていましたが、ゲコタに関してはもうスルスルと作業が進んで本当に快適でした。

ブロック自体はもちろんグミのように柔かいです。また、サイド含めて全体的にもムニャっとしていて、半分くらいはレバーなんか使わなくて手でブチ込んで組めるほどです。



今回はゲコタはリヤのみ。フロントはVE35で組みました(在庫と財布の関係上)
前後ヘビーチューブ、ビードストッパーF1個、R2個での運用です。


初の走行はいつのもコースで、前日雨が降った林間部の土and若干の根、ゴロゴロの岩が水や苔で濡れているガレ場、の主に2種類の路面を走りました。

まず空気圧なんですが、ゲコタの場合タイヤ自体が柔らかいので今までのタイヤと比べると同じ空気圧を入れても触った感じ全く異なるのでかなり困惑します。
0.7位入っていても、押すと思ってる以上に潰れるので一体どの位がいいのか探り探りな感じでした。

とりあえずインターネットの先人やプロの方々が言う0.5くらいで土質の路面を走ってみました。
若干表面がツルっとしている箇所もあるヒルクライムでしたが、確かに今までのタイヤよりしっかりとグリップしている感触がありました。


より顕著だったのは濡れているガレ場の方です。こちらは岩がデカいので空気圧を0.3かそれ以下にしました。

今までだとゼーハー言いながら酸欠になってバイクを押したり引いたりしていたような箇所で、中腹のある地点まで1時間程かかっていましたが、今回はそこまで10分ほどで到達してしまい困惑しました。
勿論今まで(今も)ライダーが最悪に下手くそなのはあるのですが、タイヤだけでここまで変わるのかと唖然とするほどです。

噛む噛む



苔や水で濡れた岩でも何事もなかったようなグリップを発揮してくれます。
むしろ今までと同じような感覚で突っ込むとグリップしすぎてフロントがバッタンバッタン浮き上がってしまう感じでした。
今までタイヤが空転してしまったようなシチュエーションでも難なく噛む。スロットルの入力がロスなく動力になっているような感覚です。

ご満悦の図


果たして基礎もなっていないような我々がいきなり最強のタイヤで楽をしていいのかという議論はありますが、若干話題をすり替えて、タイヤだけでここまで変わるというのを知れただけでもよかったと思うことにします。

性能はもう最高なんですが、やはり気になるのはライフと価格です。もちろんレースには履いていきたいですが、あまりにもライフが短いと、我々の用途的に練習用にはTR-011ツーリストを選択するのがいいかもしれません。

次回、セロー225Wを買う

TE125,125EXCのビードストッパーを追加する

TE125と125EXCのビードストッパーを追加した。

いつもホームコースとして練習している場所では、いわゆる難所的なセクションが多く、たまにご一緒してシゴいてもらう諸先輩方から「とりあえす音がしなくなるまで空気抜こうか。」なんて言われる始末で、超低圧での運用の必要性をヒシヒシと感じておりました。

KTMやハスクでは純正状態で前後に1つずつビードストッパーが装着されています。空気圧0.3くらいまではなんとか1つでもいけるらしい(?)のですが、追加しておくに越したことはないので、駆動輪であり、より低圧に落とすリアに1つ追加します。

ストッパーは皆さん大好きMotionProのLite Lockにしました。
昔ながらのアルミ+ゴムではなく、高強度のナイロン複合材製なので軽量です。
お値段は3000円ほど。リアなのでサイズは2.15です。

 
これを追加するだけなら何の事はないのですが、1つ問題がありました。
 
…穴が空いてねえ。
 
インターネット上の「一部のトレール、レーサーならまずビードストッパー穴が2つ空いている」という情報を得てニッコリとストッパー自体を注文したのは良いものの、自分達のバイクを見てみるとどう考えても1つしか穴が空いていません。125EXC'12, 125EXC'14, TE125'16と3台とも穴1つです。モトクロッサーもしくは国産レーサーなら空いているのか!?
 
なのでリムに穴を開ける必要が出てきました。田舎から上京してきたミニマルな一人暮らしの若者の家に勿論ドリルなぞ無いのですが、最近のホームセンターは優しいですね。貸出の工具なるものがありました。
ドリルビットは購入しないとなので、インターネットの先人の情報を見て2mmとストッパーのボルト径である8mmを購入します。
 
いざ穴開け。

 

 
純正状態のビードストッパー穴はバルブ穴と近い位置にあるので、2つ目は対角に設置することにしました。
ポンチでマーキング→2mmで穴開け→8mmで上書き穴開け、といった手順です。
 
 
 
純正のビードストッパーですが、アルミ+ゴムではなく、MotionProと同じような樹脂製でした。形こそ微妙に異なりますが、大きさも重さもほぼ同じでした。
 
 
 
穴を開けたらストッパーを付けてタイヤを組んで完成です。
これで低圧での使用により安心感が出ました。2つでも怪しいようならまたもう一つ追加したいと思います
 
次はゲコタ装着