【KTM Husqvarna】2stEDレーサーの安価なギアオイルを比較する(8種類)
Summary
皆さんギアオイルどうしてますか
宗教のように色々な信条や考え方がある油脂類ですが、今回は2stエンデューロレーサー(KTM, Husqvarna)のギアオイルについて、安いのを色々と試してみたというやつです。
(数ヶ月前から下書きしていたのですが、数種類のオイルの比較をするのに思った以上に時間がかかってしまいやっと公開になりました)
前段はレビュー前の整理です。後半から実際の安オイルのインプレッションをしています。
- Summary
- 皆さんギアオイルどうしてますか
- 前置き
- 純正指定オイルについて振り返る
- Husqvarna TE125
- 規格と種類
- 指定規格と推奨オイルから分かること
- 余談 エンジンオイルとギアオイルの規格の違い
- まとめると
- 使ってみたオイルたち
- #2 YAMALUBE GEAR OIL
- #3 HONDA ULTRA G1
- #4 カストロール POWER1 4T
- #5 AZ MEO-012
- #6 SUMIX 4サイクルエンジンオイル
- #7 JXTGエネルギー UTC4サイクルオイル
- #8 男前モノタロウ バイク用汎用4サイクルエンジンオイル
- 総括
前置き
2stのバイクではご存知の通り、エンジンオイルとギアオイルで別のオイルを使います。エンジンオイルについても色々な好みがあると思いますが、基本的に皆良いオイルを入れようと思うのが普通です。ピストンとシリンダーに直接関係する部分ですしね。
少し頭を悩ませるのがギアオイルです。ギアオイルについてはエンジンの燃焼工程の潤滑を担っている訳ではありません。メーカーの指定オイル等を鑑みるに、悪い言い方をすれば、所謂オイルとしての高品質はあまり求められていない。わけなのですが、そこがなんとも難しいところです。じゃあどの程度のやつならいいんだと。
当然ある程度の質のものを入れてあげたい。とか、純正指定のもので安心したい。というのが親心でもありますが、どうしてもイゴイゴな使い方をすると半クラッチを多用してしまう場面も多いです。そうなると交換サイクルを早めたい訳で、結果コストパフォーマンスを優先したくなるのは致し方ありません。
というわけでギアオイルに求められているのは何なのか。それを満たす中で一番安いのはどれなのか。等、数種類を検証してみましたので比較します。
純正指定オイルについて振り返る
まず、メーカーが指定するオイルについておさらいしましょう。 当然立ち返るべきはメーカー指定オイルな訳で、今回の論理的には、そもそも財布事情が許すなら、大人しく指定オイルを入れておけばいいじゃないということになるからです。
KTM 125EXC
指定規格
JASO T903 : MA
SAE : 15W-50
推奨銘柄
夏期、もしくは高回転域(高回転型)を使用する場合のオイル。
■MC製法
●鉱物油
・JASO:MA2
・API:SN
・SAE : 15W-50
Husqvarna TE125
指定規格
JASO T903 : MA
SAE : 10W-40
推奨銘柄
API:SM
JASO:MA2
SAE:10W-40
規格と種類
API
APIはアメリカオイル協会が定める規格です。全世界的に使用されています。
JASO
JASOは日本自動車規格で定められている規格です。中でもT903は二輪車用の4ストロークエンジンの規格として定められており、APIよりも厳しい基準です。
SAE
SAEはお馴染み、粘度を表す規格ですね。
製造元
バイクメーカー純正のオイルであっても、バイクメーカーが自身でオイルを精製しているなんてことはないようです。必ずどこかの石油メーカーなりのオイルをOEMのような形で使っているというわけですね。
ベースオイルがどうこうとか、元を辿ると3種類位のものに辿り着いてどうこうとか、これ系の話は本当に遡っていくとキリがないのと、今回の話題から大きく逸脱する気がするのであまり深掘りはしませんが、製造元というのは、謎の安オイルを使う際のある程度の品質の指標になったりするのではないかと個人的に思ってます。ので、公式で明記されているものは記載していきます。
指定規格と推奨オイルから分かること
では上記の指定規格の詳細と、推奨オイルについて見ていきます。
まずKTM, HusqvarnaのどちらもJASO : MA規格のものを指定しています。
推奨オイルはどちらもMA2の規格なので、MA1, MA2どちらでも良いことが分かります。("MA"表記では1と2を含む)
余談ですがMA1はMAを更に細かく分類したものであり、摩擦特性のが低いものです。小排気量車に使われるとの説明もあります。MA2は摩擦特性が高いものであり、大排気量車で使われるとの説明もあります。
次に、SAE(粘度)についてなのですが、KTMが15W-50, ハスクが10W-40…。
あっ、同じエンジンなのに違うのね。
ここでなんか別に適当で良さそう感が滲み出てきます。 Bel‐Rayにも別に15W-50の商品がないわけではありません。1つ上のグレードの部分化学合成油には15W-50の粘度のものがあります。
同じエンジンなのに粘度こそ異なりますが、共通しているのは鉱物油であるということです。 また、どちらも指定メーカー内で最安値帯である鉱物油を使用しています。
ここから導き出される答えはなんなのか、
なんか安いので大丈夫そう。
やはり、4stオイルを使うといえど、シリンダーとクランクの潤滑が別になっている2stのギアボックス内で使用するのでは、求められる性能も4stのそれと当然ながら異なるわけです。
EXC-FやFEといった4stレーサーは当然エステルベースの全化学合成高級オイルが指定されています。
4st用の高級オイルはシリンダーとギア・クラッチの両方をいい感じに潤滑できるように、ベースオイルの品質を含め色々な工夫がなされてるわけですね(適当)
なので、シリンダーとクランク周りを2stオイルによって潤滑する2stバイクにおいては、ギアオイルにそこまで高級なものが必要とされていないんだと勝手に解釈しています。
余談 エンジンオイルとギアオイルの規格の違い
みんな大好きヤマルーブのギアオイルなんかは粘度表記やAPIがギアオイルの規格になっています。
API : GL-3
SAE : 80W
また、4stエンジンオイルの粘度との対照表を作っている方もいました。こういうのありがたいですよね。
だいたい80Wで4stエンジンオイルの20-30くらいの感じなんでしょうか。詳しくは分かりませんが。
まとめると
JASO : MA(MA1, MA2)
API : SN SM 程度
SAE : 10W-40 や 15W-50 くらいのもの
このへんの要求を満たすものであればまず問題なく使えそうです。
使ってみたオイルたち
というわけで色んなオイルを使ってそのレビューを書きたかったわけなんですが、交換頻度を綺麗に揃えられなかったのと、その日の練習内容(クラッチの酷使有無)や、10数度から氷点下までの気温の幅等、色々環境に差異があったのも含めて、そこまで性能としてのハッキリとした違いを感じ取れなかった部分がある、というのが本音です。
なので比較としてはかなりガバガバで、プラシーボや主観しかない内容なのですが、価格を含め、まあこんな感じだったよ程度で見て頂けると幸いです。
#1 MOTOREX TOP SPEED 4T 15W-50
MOTOREX(モトレックス) 4サイクルオイル TOP SPEED 15W50 4リットル79548 [HTRC3]
- 出版社/メーカー: MOTOREX(モトレックス)
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: Automotive
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スペック
- API : SN
- JASO : MA2
- SAE : 15W-50
- 種類 : 鉱物油
- 製造 : MOTOREX社(スイス)
価格
1L単価(2018/2 現在: 4L缶 = 約5,500円)
1,375円
そこまで安くもない値段。 と同時に懸念されるのは手に入りにくさです。
別に買えないというわけではないのですが、amazonやwebikeで度々取扱いがなくなったりします。ヤフーショッピングなどのストアには大抵あります、が、毎回ここで買うみたいな感じができないのは個人的に面倒です。(ヤフーショッピングが嫌いなだけ)
所感
性能という面では、KTM純正推奨オイルなので、まずこれをベンチマークに考えるべきなのでしょう。使用して何か問題に感じることはまずありません。交換せずに4~5回走るとギアの入りにくさを感じ始めました。(これは以前の話で、今はどのオイルでも2−3回で替えてしまいます)
#2 YAMALUBE GEAR OIL
このカテゴリではスタンダードですよね。色々なトレール車でお世話になりました。
ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ ヤマルーブ ギアオイル 2サイクル用 1L 90793-36101 [HTRC3]
- 出版社/メーカー: ヤマハ(Yamaha)
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: Automotive
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スペック
価格
1L単価(2018/2 現在: 1L缶)
939円
MOTOREXやBel-Rayよりは価格が下がります。Amazon等でも必ず置いてるのもいいですね。バイク用品店やホームセンターでも必ずあります。
使用の頻度としては圧倒的にヤマハのギアオイルを入れていることが多かったです。手頃でどこでも手に入るのは魅力です。
所感
このオイルに関しては公式の資料に昭和シェル製であることが明記されています。同様の資料に鉱油90%~100%という表記もありますね。
性能も全く問題ないですし、これもベンチマークになるオイルだと思います。
ただ、1L缶の販売しかないので4Lとかペールで欲しい人にはアレかもしれないですね。ウチはペール缶なんか置く場所ないんで1Lのが便利だったりするんですが。
だいたいオフ車のギアオイルなんて700~800ccくらいなので微妙に余るんですよね。一つの缶に集めて4回交換で1回分作り出すって感じでやってましたが、粘度もあってどうしても微量が容器に残るので厳密な量にはならないです。ヒーターとかで缶を温めてから移すとジョボジョボ入ってくれますが。
#3 HONDA ULTRA G1
Honda(ホンダ) 2輪用エンジンオイル ウルトラ G1 SL 10W-30 4サイクル用 1L 08232-99961 [HTRC3]
- 出版社/メーカー: Honda(ホンダ)
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: Automotive
- 購入: 10人 クリック: 16回
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これも超スタンダードなオイルですね。ホンダのウルトラG1です。
ホンダ車は基本的にマニュアル上はG1が標準のオイルとされているなんて話がありますね。あんまりホンダ車に乗ったことがないので違ってたらスミマセンなのですが。
スペック
- API : SL
- JASO : MA
- SAE : 10W-30
- 種類 : 鉱物油
- 製造 : 諸説あり
価格
単価ですが、1L缶であれば現在値で1,100円ほど。ふ〜んて感じの値段ですが…
なんとペール缶なら
1L単価(2018/2 現在: 20L缶 = 10,800円)
540円
安い。
これは圧倒的なコストパフォーマンスですね。
ギアオイルを再検討するにあたって、色々な人に何使っているか聞いたのですが、ウルトラG1はかなり使っている人が多かったです。
住環境的にペール缶使用を許容できるならベストな選択なのかもしれません。
物置とかガレージすらなく、ましてや一人暮らしの人なんかはキツイですよね。こんなデカいもんどうするんだと。ベタつきそうだしめっちゃ邪魔そう。ベランダとかですかね。
所感
使用感的には特に不具合は感じません、が、ヤマハに比べると若干劣化が早いような気がします。
短いサイクルで交換しているのでそもそも明確な劣化を感じるまでに抜いてしまうわけですが、上記2つの銘柄に比べる若ッッッ干と早い気がします。が、完全に主観でプラシーボな感想です。
#4 カストロール POWER1 4T
Amazonで存在感を放つカストロールPOWER1 4Tです。
4st車両に入れたことがある方も多いのではないでしょうか
CASTROL(カストロール) エンジンオイル POWER1 4T 10W-40 MA 部分合成油 二輪車4サイクルエンジン用 4L [HTRC3]
- 出版社/メーカー: カストロール(Castrol)
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: Automotive
- クリック: 14回
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スペック
価格
1L単価(2018/2 現在: 4L缶 = 約2160円)
540円
安い。。
4L缶でこの単価は突出しています。
因みに、1L缶 1,500円。ん…?
20L缶 16,100円(805円/L)。
この不自然なバラつきはなんなんでしょうか。ちょっと怖いですね。
所感
使用感的にはまあ…普通でした。若干滑るようなフィーリングを感じたような気がしなくもないという感じですが、明らかにおかしいというほどでもないです。 amazonで4Lを買えばかなりコストパフォーマンスが良いのでアリかもしれません。
#5 AZ MEO-012
だんだん怪しい感じになって参りました。
巷で話題になっている激安オイルAZです。
AZ(エーゼット) MEO-012 バイク用 4サイクルエンジンオイル【10W-40 SL/MA2】4L 全合成油(EG044)
- 出版社/メーカー: AZ(エーゼット)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
スペック
- API : SL
- JASO : MA2
- SAE : 10W-40
- 種類 : 化学合成油
- 製造 : AZ
AZのオイルに関しては色々なところで色々な考察(?)がなされていますね。
それだけ衝撃的な価格で全合成油を提供しているのですから当然ですが。
主な販売チャネルであろうamazonのレビューを見ても特に粗悪であるような印象は受けません。
少なくともJASO MA2, API SLであるからに、相応の品質はクリアしているのでしょう。
レビューや掲示板程度の信用ならないソースではありますが、こんな情報も。
・AZはリセラーだから出来合いのオイルを調達してリパッケージングして販売している
・全合成 = 100%化学合成ではなく、このオイルはVHVI油であり区分はグループ3に属するオイル。
グループ1〜5の定義では
グループ1(鉱物油)
グループ2(部分合成油)
グループ3(合成油VHVI油)
グループ4(化学合成油(PAO)
グループ5(化学合成油(エステル)
※実はグループ1〜3は基油は全て鉱物油
従ってフルシンセティックオイルや全合成油であっても本来の化学合成油ではなく、ベースが鉱物油であり精製されて性能を上げてます。
こんな感じで日々考察がなされています。
ベースが鉱物油でどうこうみたいな話は、ギアオイルとして使うなら逆にいいのかもしれませんね。
価格
1L単価(2018/2 現在: 4L缶 = 約1700円)
425円
すごい…。
遂に400円台に突入したか感があります。
4Lでの販売なので、ペールよりも場所を取らなくていいです。
価格については非の打ち所がないですね。定期おトク便にもちゃっかり対応しているし…
また、エンジンオイルに限らずですが、チェーンクリーナーとかパーツクリーナーとか、そのあたりのケミカルも、AZがAmazonにおいて、"お一人様一回限定"ではあるけど98円(送料込)とかで販売してくれているのは凄いですね。
とりあえず一度商品を使ってもらって…っていうマーケティングですが、その辺の仕掛けを行うのが巧みな感じがします。さすが新興メーカーって感じですね。WEBサイトがやけに古臭いクラシックな見た目なのが気になりますが…。
所感
今まで挙げた銘柄の中では、一番アレ?っと感じることが多かったです。特にクラッチの滑りのようなフィーリングを感じることが多かった印象。 今回比較した唯一の全合成なので、全合成だとこんな感じになるのか、このオイルがたまたまそうなのか、添加剤がなんだかんだと色々原因はありますが、ギアオイルとして使うには適さないと感じました。
#6 SUMIX 4サイクルエンジンオイル
きました。ジョイフル本田のみに置いてある知る人ぞ知るSUMIX。
ジョイフル本田をそもそもご存知ない方も多いかもしれないですが、北関東を中心に展開しているホームセンターです。
そのジョイフル本田だけでラインナップされているオイルがこのSUMIXブランドなのですが、一部で根強い人気があります。
私自身もオークションでDT200WRを買った際に、前オーナーがSUMIXフリークで初めて教えて貰ったのですが、特に2stオイルは評判がいいです。
暫くDT200WRにSUMIXオイルで走ってしましたが、確かに煙も少なくて良いオイルだった印象があります。
このSUMIXですが、元々住商石油株式会社が持っていたブランドで、現在は出光に吸収されています。
住商石油はバイク・自動車メーカーの純正オイルのOEMをしています。それを自社ブランドで販売したものがSUMIXであると言われています。
公式的に発表されている情報ではないので含みをもたせましたが、古から上記のように言われコアファンもいるのである程度は信頼性があるのではないかと思います。
ちなみに、販売サイトでは
【生産国】日本
【メーカー】三共油化工業
となっており、三共油化工業は実際にOEM製品を製造しています。 ナフテン系ベースオイルのトップメーカーらしいです(すごい)
スペック
- API : SJ
- JASO : MA
- SAE : 10W-30
- 種類 : 鉱物油
- 製造 : 三共油化工業
価格
1L缶のみの販売です。
698円
まあまあ安いです。AZのあとだと霞む感じはありますが…。
所感
特に問題なし。G1と似ているようなフィーリングでした。特に劣化が早い感じもありませんでした。 ただ販売経路が実店舗かジョイフルのWEB通販のみなのであまり使い勝手が良くない感じがあります。
#7 JXTGエネルギー UTC4サイクルオイル
モノタロウでとてつもない評価を叩き出しているJXTGのUTCオイルです。
スペック
- API : SJ
- JASO : MA
- SAE : 10W-40
- 種類 : 鉱物油
- 製造 : JXTG(?)
天下のJXTGエネルギーの名義で出されている格安オイルです。
格安といえど、API : SJ, JASO : MAはクリアしています。
これに関してもSUMIXと似たようなものだと思うのですが、いかんせん核心に迫る情報が少ないです。
とりあえず間違いなく、ENEOSやエッソ モービルを持つJXTGの名で出されているということは確かです。
価格
1L缶のみの販売です。
579円
安い。
また500円台に戻って参りました。
この価格もあってモノタロウのレビューはかなり高めです。
所感
交換後のフィーリングやクラッチの滑り等は問題ありませんでした。ただ突出して劣化が早い感じかあります。G1やヤマルーブでは全然問題ない走行時間でもギアの入り辛さ、Nの出しにくさ等を感じることが多かったです。
#8 男前モノタロウ バイク用汎用4サイクルエンジンオイル
モノタロウのPBブランドオイルです。
男前モノタロウシリーズは色々お世話になってます。特にビードクリームなんか1kg/1000円とかで非常に助かります。
そんな男前モノタロウシリーズのバイク用オイルです。
Made in Japanの高品質エンジンオイルです。コストパフォーマンスは当然ながらグレードも汎用オイルに多く使われているSJやSGグレードではなく純正メーカーオイルに多く採用されているSLグレードです。
なんて書いてあって他の格安オイルへの若干の煽りにも聞こえます。自信がありそうです。
詳細な諸元を明記しているところも好感が持てますね。
明確な製造者の情報は公開されてないのですが、ヤマハのギアオイルと同じような化学物質等安全データシートが公開されています。
スペック
- API : SL
- JASO : MA
- SAE : 10W-30
- 種類 : 鉱物油
- 製造 :
価格
1Lボトルのみの販売です。
599円
これも安いですね。表記のスペック的にはホンダG1と酷似しているような感じでしょうか。
所感
PBブランドの激安オイルの中では一番使用感がよかったです。G1と明確な違いが分からないほどG1に近い印象を受けました。G1をペール買いできない人は良い選択肢かもしれません。
総括
こんな感じで8種類のオイルを使用してみました。バイクの使い方や個人の好みによるものなので、特に結論つける気はないのですが、性能や調達、価格等すべて含めた上で個人的なカテゴライズをすると…
A: 常用
ヤマルーブギアオイル
ホンダ G1
男前モノタロウ
A-: もっと安ければ(お金があれば)
Motorex TopSpeed 4t
B: 積極的に選ぶ必要はない
カストロール POWER1 4T
SUMIX
C: 使わないかも
JXTGエネルギー UTC
AZ MEO-012
という感じでしょうか。
何度も言いますが、こういうものは純正・メーカー指定に越したことはありませんし、最後のカテゴライズに特に意味はありません。また、このレビューは完全にフィーリングまかせの主観です。同様のオイルを使用する際は自己責任でお願いします。
ですが、色々試してみるのは面白いですね。
エンジンオイルの方もやってみたいのですが(価格でなく最高のフィーリングを追い求めて)、今使っているヒロコーDirt Pro-1が現状最高な感じなので逆に困っています。