FUNAI RACING POST

Enduroな部活動日誌

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ゴーグルの曇り対策に使える3つの方法

ゴーグルの曇りに苦しめられてきた我々

ゴーグル、めっちゃ曇りますよね。特にアベレージの速度が低く、難所でのイゴイゴも多いハードエンデューロではより曇りやすいかと思います。雨天時や気温が低い季節なんかはもう最悪に曇りやすいです。曇ると視界が制限されて危ないので、結局一時的に外すしかありませんが、外すと目を守れていないという不安もありますし、実際に怪我をする危険もあります。やはりゴーグルは曇らないのがベスト。

今回は色々試した中でもそれなりに効いた3つの方法を紹介します。

そもそもなんで曇るんだっけ

バイク競技だけでなく、ウィンタースポーツやサバイバルゲーム等ゴーグルを着用するスポーツでは同様ですが、基本的にゴーグル内部と外(外気)との温度差で曇りが生じます。温度が高いと水蒸気を多く含んでいられますが、温度が低いと含んでいられる量が少なくなるので、細かい水滴になるというアレです。 なので、解決策は只一つ。

外と中の温度を一定にすればいい訳です。

その為には、やはりとにかく通気させること。外の空気を取り込んで、中の温度が上昇するのを防ぐしかありません。

1. 通気の妨げになるスポンジは除去する

まず、通気させることに対して邪魔になってしまうスポンジを除去しましょう。例として100%のRACE CRAFTゴーグルでやっています。

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フレームの上下にある隙間を覆うスポンジは通気抵抗になりそうなので全て剥がしてしまいます。

こうすると砂埃舞うモトクロスコースなどでは中に砂が入ってきてしまいそうですが、今回はとにかく曇らないゴーグルにしたいのでその辺の機能は若干切り捨てることにします。

2. レンズに穴を開けてみる

次にレンズに穴を開けて更に外気を取り込めるようにします。(余談ですが、100%のレンズは全グレード共通なのが良いですね。複数持っていても使いまわすことができます。)

だいたいどこのメーカーもクリアレンズなら1枚1500円前後が多いです。オフロード走行をしていると、綺麗に使おうとしていても細かいキズがついてしまうのは避けられないので、レンズが安いと助かります。

レンズを外し、文房具の穴開けパンチで縁に沿っていい感じに穴を開けます。

穴を開けたレンズはこんな感じです。
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この方法を上記のスポンジ除去と同じように、外気を多く取り込めるようにはなるものの、やはり砂埃が舞うような環境だと当然ながら中に入ってきてしまいます。が、この2つを試すだけでも如実に曇りにくくなりますので、曇り対策という意味ではかなり有効かと思います。

3. 曇り止め剤を散布する

上記2つでも何もしない状態から比べるとかなり改善しましたが、やはり雨の日や真冬に白井の沢なんかでイゴついてると曇ってしまいました。

そこで試したのがこのスイミングゴーグル用の曇りどめです。

SWANS(スワンズ) スイミング ゴーグル くもり止め スイマーズデミスト SA-30B

SWANS(スワンズ) スイミング ゴーグル くもり止め スイマーズデミスト SA-30B

これを洗って綺麗にしたゴーグルのレンズの内側に薄く塗り広げます。

その後、水で洗い流して残った水滴はティッシュ等で優しく拭き取ります。

一見なにも変化がありません。液剤を塗布していないゴーグルの外側から息をハァ〜〜と吹きかけると、このように曇りますが、

液剤を塗布したゴーグルの内側からいくら息を吹きかけでも全く曇りません。これはまじで凄い。

これを塗ってからコースで練習を行いましたが、その日は一日中曇りませんでした。初めてかもしれない。塗ってから日が経つと徐々に効果が薄れていくようなので、マメに塗ってあげましょう。私は毎週末走ったらゴーグルの清掃ついでに塗るようにしました。

それでも曇るなら…

以上、それなりに曇らなくなる3つの方法を紹介しましたが、人によっては発汗量や発熱量が凄まじく、これでも曇ってしまう人がいるかもしれません。まだ他にも方法がありそうなので、箇条書きで記載しておきます。

曇りにくいゴーグル(レンズ)にする

そもそも、曇りにくいゴーグル(レンズ)にしてしまえ。という方法です。

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ARIETEのゴーグルは他のゴーグルに比べて曇りにくいことで有名ですね。某氏は「普通に曇った」といってましたが…
Enduroというシリーズは初めからレンズに穴が空いた加工になっているようです。

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レンズ自体をタブルレンズにする方法もあります。タブルレンズはオンロードヘルメットのピンロックシールドや、ダブルウォールのマグカップと同様の原理で、二枚のレンズを重ね合わせたような構造で一枚のレンズになっており、その隙間の空間は温度の変化を受けにくいことから、シングルのレンズよりは格段に曇りにくくなってます。

が、個人的な経験としては、昨年の台風の中の信州大町HEDに満を持して100%のタブルレンズで挑みましたが、スタート前にはすでに曇り初めており、苦笑いした思い出があります。

加えて、私が選んだダブルレンズがベンチレーション付きなのも良くなかったのかもしれません。ベンチレーション付きのレンズでは上部に二層のレンズの挟まれた空間に通じる通気口が設けてあり、万が一でもレンズに挟まれた空間が曇らないようにするという構造になっています。が、大町のレースの際にはこの穴から泥水が入りまくり、絶対に拭くことができない二枚のレンズに挟まれた空間が汚れる、且つ曇るという最悪の状態になりました。

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赤い部分がベンチレーションです。大雨の時は選択しない方がいいかもしれません。

ベンチレーションから泥水が浸水したダブルレンズは、隙間部分を洗うのが非常に困難です。加えて非常に乾きにくいので大変です。タブルレンズにするならベンチレーションがない方が良い気がします。

浮かす

ゴーグルを物理的に浮かせて顔から離し、通気させる方法です。この論理は非常に理にかなっている部分があり、屋外でメガネやサングラスをしていても、密閉されている訳ではないので通常では中々曇らないことからも正当性を感じられます。

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ゴーグルを物理的に浮かせるAIRFLAPSというアイテムがあります。

www.bikebros.co.jp

これは使用したことはないのですが、効果的であるという話も良く聞きます。ただ条件によってはそれでも曇ってしまうこともあるみたいです。浮かせることによって若干視界にゴーグルの縁が入るようになることも、気になる人にとってはデメリットなのかもしれません。

金網

サバイバルゲームのゴーグルのように、網戸のような細かい金網をレンズにしてしまう方法です。自作する人も多いようです。

友人が送ってくれた例としてはこんな感じのよう
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実際これが最強では?と思いましたが、中々そうもいかない部分が。自作網ゴーグル経験者の方曰く、やはり強度に不安が残るのと、雨等で水滴がつくと表面張力により網目に張り付き、視界が悪化してしまう等があるようです。また水滴が光で反射する点も懸念として挙げられます。その辺のデメリットはありますが、ドライの場所を練習で走る分には十分に活躍しそうな雰囲気がありますね。

メガネ型

いわゆる、業務用の保護メガネです。透明のサングラス等でも良いですね。保護メガネとして売られているものは価格が安くていいですね。
中でも識者に勧められたのがこの保護メガネです。

VFコーティングというコーティングがされていてかなり曇りに強いです。何回も使用するとコーティングが落ちたのか、曇るようになってしまいましたが、曇りどめ剤を使うことによってまた機能が戻りました。わずか22gという超軽量なのもいいですね。装着感がほぼありません。

ゴーグルに比べると防御範囲が狭くなってしまいますが、最低限目は守れるので、何もつけないよりは遥かにマシだと思います。ゴーグルの予備として持ち歩くのも良いですね。

複数装着(予備を持ち歩く)

元も子もない話ですが、極論を言うのであればこれに終始すると思います。海外のレース等でも、複数ゴーグルを装着し汚れたら交換、使い方も結構見かけますね。泥跳ねであればティアオフやロールオフで対応可能ですが、めちゃくちゃに曇ってしまった場合はやはり交換するのが一番手っ取り早いです。中でも曇りやすいハードエンデューロはレース中に停車するシチュエーションもあると思うので、途中でつけかえすることも十分に可能かと思います。

いくつか紹介してきましたが、やはり曇りによる視界の悪化はライダーによっては大敵です。目は怪我すると取り返しのつかない部分なので、出来る限りの対策をして、ゴーグルを装着したままガードできるようにしたいところです。