セロー250にシンコー216MX SXを履かせる
新しめのタイヤのようでまだ情報が少ないです。ダートバイクプラスのブログにいくつか記事があります。
SXのコンパウンドはかなり柔らかめで、ゲコタほどではないですがぐいっと指で曲がるほどです。
FIM規格ゆえ、公道走行可表記は分かりますが、リアSXの公道走行はかなり厳しいですね。アスファルト走ったら一瞬で削り尽きてしまいそうです。
フロントのMXはSXよりも全然硬い感じでした。感覚ではVE35よりも少し硬めな感じでしょうか。
セロー225W諸々整備
キャブレターOH
始動性が非常に悪いのと、購入時の内部のチェックとしてキャブレターのOHを行います。
セロー225Wの純正キャブレターはBST34というキャブレターです。
取り外して早速問題発見。
赤丸で囲った部分の側面のダイヤフラムカバー(樹脂製)が割れていました。どうやらセロー225の持病らしく20年近く経つとこの部分が経年劣化で割れてしまうようです。
写真は撮り忘れましたが、中のフロート質やジェット類は綺麗なものでした。
細かく汚れている箇所を清掃して組み直します。
セロー225Wの純正パーツを見ていた際に、過去所有した同じような年式のバイク(DT200WRやR1-Z)よりも安くていいな〜なんて思っていましたが、そんな感覚も束の間、キャブレターの部品を見て、あっ普通に高い。ってなりました。
まず該当の割れていたカバーが3856円…。
カバー部分の側面のダイヤフラムとスプリングのセットが3150円。
まあこんなもんかあと思って、メインのダイヤフラムを見たところ、
8543円。
やっぱ結構しますね。ちょっとヘタってたんで交換しようかと思いましたが、とりあえず現状使用する分には問題なさそうなのでダイヤフラムはこのまま使用することにします。この金額出すならPEかPWKの28を組みたいところですね。
キャブレターの組み方ですがサービスマニュアルによると以下のようにするのが正規の組み方のようです。先人が紹介してくれています。
画像を拝借すると、ピストン部分を指で押し出してダイヤフラムを上に膨らませた状態のまま、スプリングを入れカバーを組み付けるとのことです。
組んだ後にピストンが抵抗感なくス〜っと戻ってくれば良いらしいのですが、ダイヤフラムを膨らませていない状態で一度組んだ時と差が分からなかったです。
要はダイヤフラムの縁をしっかりと溝にはめることが出来ていれば問題ないと思います。
確かにサービスマニュアル流のやり方のがやりやすいです。今度からこれでいきましょう。
他にホース類は手持ちの適当なホースに変えておきます。
チョーク部分の清掃もして、割れたダイヤフラムカバーを交換して完成です。
ハンドルバー交換
225、250共にセローはそのコンパクトなポジションが魅力の一つではありますが、いかんせん普段乗っているバイクに比べると幅が狭く窮屈な印象を受けます。また、高さに関しては、スタンディングを多用するような箇所に行くとハンドルが低く腕が伸び切ってしまうか頭が変に前傾になってしまいポジショニングの悪さを感じるのは良く言われていることです。
高さに関してはクランプ部のバーライズキットを入れるつもりですが、とりあえずハンドル自体もボロボロなのでハンドルを交換して幅や引きのポジションを改善します。
選択したハンドルはPRO TAPERのSEVEN EIGHTH
セロー225の純正ハンドルのディメンションが
幅:757
高さ:98
立ち上がり:52
引き:81
となっており、かなりコンパクトなハンドルであることが分かります。
サイズ感的にはKLX125など、125ccのトレールについてるハンドルの高さだけを少なくしたようなディメンションです。
バーライズキットを入れる前提として、今回はPastrana MX/RM Lowのサイズを選択しました。
幅:800
高さ:74
立ち上がり:54
引き:55
となり、かなり肘らへんの余裕がでます。
スタンディングだとこれはキツそうなのでバーライズキットでマウントの高さごとあげます。
レバー交換
現状のレバーが恐らく他車種のを無理矢理つけてあり、クラッチホルダーやブレーキホルダーに合ったボルトでない汎用的なもので止めてあるので、ボルトをしっかり締めると可動部自体も締まってしまい動きが制限されてしまいました。
純正のレバーも別に好きではないのでRALLYのショートレバーにします。
左右合わせて3000円以下とリーズナブルです。どうせ直ぐ折れるので。
バッテリーをリチウムイオン化
バッテリーを交換したらNランプやハイビームランプがエゲツないほど明るくなって笑いました。やっぱり新しいバッテリーはいいですね。
タイヤ交換
チェーン&前後スプロケット交換
チェーンのコマ数を増やす場合は120→122にすれば問題ないようです。今回はEKチェーンの428SHDRを選択しました。クリップジョイントなので楽でいいです。カシメの方が安心感は勿論ありますが、交換作業が段違いに面倒なのと、"オフロードバイク程のパワーではクリップで必要十分"(友人のモタードレーサー談)なので今回もクリップジョイントのチェーンを使用します。
さて、チェーンを交換するのは良いのですが、そうなると同時に交換したくなってしまうのが前後スプロケットです。ずっと純正の二次減速比で乗るわけでなく、度々丁数を変更するような使い方をするので、摩耗具合という観点では必ずしも3点同時交換に拘る必要はないのですが……なんとなくリフレッシュしたい感が強くなってきたので交換します。こうやって金が…。
とりあえず純正ギア比のままでいようと思うので、ドリブンスプロケットはNTBのものを選択しました。3000円という低価格ながら純正のアフターマーケット品として評価の高い製品です。サンスターあたりのギラギラしたのにしたい誘惑もありましたがまあセローだし地味でいいや。ということでNTB製になりました。
ドライブスプロケットはDRCデュラスプロケットを選択しました。これも安価で助かります。
新旧比較。
セロー225のドリブンスプロケットは一般的ボルト+ナットではなく、ハブにスタッドボルトが差し込んでありそれをナットで止める形になっています。なのでロックワッシャーがボルト2本を1セットに挟んであって、このワッシャの角を立ててボルトの回り止めをする、という仕組みです。
これがなかなか平らに戻せなくて面倒臭い。このくらいの年式のバイクでは割と見られる仕組みのようですがオフロードバイクでこれはやめてくれという感じです。ちなみに5MPのWEからはこのワッシャは使用しなくなっています。調べてみると "ロックワッシャの角を立てたり、スプロケット交換の為に角を戻して外す場合にはタガネがあるといいでしょう" などど書かれているのですが、一般家庭にタガネなんてあるわけがありません。
なので無理矢理ペンチやらプライヤーやらで破壊しながら外しました。先人のブログなどには"綺麗に角を戻して再利用する"なんで書かれてましたが、余程の再利用に対する気合いがないとそれは無理そうです。なんか嫌な予感がして新品を買っておいて助かりました。540円×3でした。ワッシャの角を立てることに関してはラジオペンチでなんとかなります。
他にも諸々交換・整備したのですが写真も撮ってないし、日にちも経っちゃったので面倒臭くて書くのをやめました。
そんなこんなで出来上がったので保安部品外してレースに出て参ります。
TE125,125EXCのヘッドライトマスクカバーを自作する
セロー225Wを買う
トレール枠として持っていたXR250を売ってセロー225W(4JG4)を購入しました。
XR250も堅牢で普通に林道ツーリング等する分には最適なバイクなのですが、やはり山でぶん投げて遊ぶような用途だと重い…。低速でのトルク感もXR230のが遥かに強く、4stに乗る以上、やはり低速から湧き出る鬼トルクで楽しみたいという事からの入れ替えです。
今まで市販車オフロードはWR250、DT200WR、XR250、ちょっとKDX125などを経て来ましたがここに来てセロー225を買うことなるとは、自分でも趣味嗜好が変な方向に向いてきているような感じがしました。
今までバイクを買うときは、店舗だろうとオークションだろうと、なんだかんだ走行距離を始めとした書類上のコンディションを最終的に安心感の為に優先してしまうような買い方でしたが、大体結局すぐに乗り換えてしまったり、意外とボロで治すのにお金がかかったりと、結果的に下手くそな買い物だったので今回はかなり割り切りました。
結果として走行2万8千くらいの実動の225Wをオークションにて10万ちょっとで購入。
勿論、予算が許すなら走行距離が少ないことに越したことはないと思いますが、車検での距離記帳がない250cc以下バイクで、且つ20年落ち、且つブン投げて使われてそうなオフロードバイクのメーター距離が実走行として正しいなんて夢のまた夢な気がします。20年もあったら売る際の減算工作や、単なるメーター破損等の理由で、メーター交換歴くらい数回ありそうですよね。
オークション購入で20年落ちともなると仮に走行距離が5000km以下くらいでも各所消耗品の交換は必須ですし、5000kmで25万、30000kmで10万、くらいの相場の開きがあるので、ぱっと見産廃級のボロじゃなければ浮いたお金で整備やらカスタムやらを行った方が良さそうだというのが今回の購入にあたる結論です。
お前予算がないだけじゃないのか!というのは置いておきましょう。
そんな訳で届いたのがこちら。なんともオッサン臭いカラーリングです。ダークマゼンタカクテル1というらしい。ほぼノーマルの状態みたいです。
市販車クラスのレースにこれで参戦しようと目論でいる為、頑張って仕上げます。
一通り見た結果と、当初から目論でいたとりあえずのカスタム&整備は下記の通りです。備忘録的に列挙しておきます。
1.始動性が非常に悪いのでキャブレターOH等
2.ハンドルが低いので交換
3.レバーがおかしいのと、ちゃんと取り付けられていないので交換
4.バッテリーをリチウムに
5.軽量化
6.エアクリーナー交換
7.ブレーキフルード交換
8.タイヤ交換
9.ビードストッパー装備
10.ワイドフットペグ化
11.ウィンカー小型化
12.フロントゼッケン化
13.オイル&オイルエレメント交換
14.前後スプロケット交換
15.チェーン交換
16.リム穴開け
17.ワイヤー類注油or交換
18.その他ゴム系パーツ諸々交換
書いてるだけで頭が痛くなってきました。
次回、ヘッドライトマスクカバー
iX-09W GEKKOTAを履いてみる
こんにちは。
難所系最強と名高いIRCのiX-09W GEKKOTAを履いてみたのでその感想を。
まず第一に、タイヤ交換が死ぬほどやり易かったです。
そもそもタイヤ交換自体が下手くそな我々なので、硬めのタイヤだと本当に最悪に時間がかかってしまいます。T63なんかやった日には本当に最悪でした。
ゲコタの前に履いていたFIM規格のミシュラン・エンデューロコンペなんかも硬いなあ嫌だなあと思っていましたが、ゲコタに関してはもうスルスルと作業が進んで本当に快適でした。
ブロック自体はもちろんグミのように柔かいです。また、サイド含めて全体的にもムニャっとしていて、半分くらいはレバーなんか使わなくて手でブチ込んで組めるほどです。
今回はゲコタはリヤのみ。フロントはVE35で組みました(在庫と財布の関係上)
前後ヘビーチューブ、ビードストッパーF1個、R2個での運用です。
初の走行はいつのもコースで、前日雨が降った林間部の土and若干の根、ゴロゴロの岩が水や苔で濡れているガレ場、の主に2種類の路面を走りました。
まず空気圧なんですが、ゲコタの場合タイヤ自体が柔らかいので今までのタイヤと比べると同じ空気圧を入れても触った感じ全く異なるのでかなり困惑します。
0.7位入っていても、押すと思ってる以上に潰れるので一体どの位がいいのか探り探りな感じでした。
とりあえずインターネットの先人やプロの方々が言う0.5くらいで土質の路面を走ってみました。
若干表面がツルっとしている箇所もあるヒルクライムでしたが、確かに今までのタイヤよりしっかりとグリップしている感触がありました。
より顕著だったのは濡れているガレ場の方です。こちらは岩がデカいので空気圧を0.3かそれ以下にしました。
今までだとゼーハー言いながら酸欠になってバイクを押したり引いたりしていたような箇所で、中腹のある地点まで1時間程かかっていましたが、今回はそこまで10分ほどで到達してしまい困惑しました。
勿論今まで(今も)ライダーが最悪に下手くそなのはあるのですが、タイヤだけでここまで変わるのかと唖然とするほどです。
噛む噛む |
苔や水で濡れた岩でも何事もなかったようなグリップを発揮してくれます。
むしろ今までと同じような感覚で突っ込むとグリップしすぎてフロントがバッタンバッタン浮き上がってしまう感じでした。
今までタイヤが空転してしまったようなシチュエーションでも難なく噛む。スロットルの入力がロスなく動力になっているような感覚です。
ご満悦の図 |
果たして基礎もなっていないような我々がいきなり最強のタイヤで楽をしていいのかという議論はありますが、若干話題をすり替えて、タイヤだけでここまで変わるというのを知れただけでもよかったと思うことにします。
性能はもう最高なんですが、やはり気になるのはライフと価格です。もちろんレースには履いていきたいですが、あまりにもライフが短いと、我々の用途的に練習用にはTR-011ツーリストを選択するのがいいかもしれません。
次回、セロー225Wを買う
TE125,125EXCのビードストッパーを追加する
TE125と125EXCのビードストッパーを追加した。
いつもホームコースとして練習している場所では、いわゆる難所的なセクションが多く、たまにご一緒してシゴいてもらう諸先輩方から「とりあえす音がしなくなるまで空気抜こうか。」なんて言われる始末で、超低圧での運用の必要性をヒシヒシと感じておりました。
KTMやハスクでは純正状態で前後に1つずつビードストッパーが装着されています。空気圧0.3くらいまではなんとか1つでもいけるらしい(?)のですが、追加しておくに越したことはないので、駆動輪であり、より低圧に落とすリアに1つ追加します。
ストッパーは皆さん大好きMotionProのLite Lockにしました。
昔ながらのアルミ+ゴムではなく、高強度のナイロン複合材製なので軽量です。
お値段は3000円ほど。リアなのでサイズは2.15です。